【2025年最新】介護施設の探し方完全ガイド|3か所以上見学が新常識、失敗しない選び方とは

【2025年最新】介護施設の探し方完全ガイド|3か所以上見学が新常識、失敗しない選び方とは

目次

はじめに:介護施設選びが変わってきている

「親の介護施設、どうやって選べばいいの?」
「何を基準に決めたらいいのか分からない…」

そんな不安を抱えている方に朗報です。LIFULL介護が2025年に発表した「介護施設入居実態調査」によると、介護施設選びの方法が大きく変化していることが分かりました。

特に注目すべきは、3か所以上の施設を見学する人が2023年比で24.4%も増加したという点です。コロナ禍の制限が解除され、じっくり比較して選ぶ方が増えているのです。

本記事では、遺言相続専門の行政書士として、この最新調査データをもとに、失敗しない介護施設の探し方、選び方のポイントを詳しく解説します。特に50~80代の女性で、ご自身やご家族の介護施設選びに関心のある方に向けて、実践的な情報をお届けします。


1. 介護施設探しの新常識:3か所以上見学する時代へ

見学件数が大幅に増加した背景

LIFULL介護の調査によると、入居するまでに見学した老人ホームの件数は「2か所」が26.7%で最多でした。

しかし注目すべきは、3か所以上見学に行った人が合計で48.3%に達したという点です。これは2023年の調査(23.9%)から24.4%も増加しています。

コロナ禍の制限解除が背景に

この大幅な増加の背景には、新型コロナウイルスの5類移行があります。2023年夏はまだ見学や面会に慎重な施設が多かった時期でした。

2024年以降、制限が大幅に緩和され、施設見学がしやすくなったことで、複数施設を比較検討する方が増えたのです。

「見学に行っていない」が12.4ポイント減少

さらに注目すべきは、「見学に行っていない」と回答した人が12.4ポイントも減少したこと。

つまり、施設選びにおいて「実際に見る」ことが新常識となりつつあるのです。


2. 介護施設の探し方:ケアマネ相談とインターネット検索が主流

探し方の第1位は「ケアマネジャーに相談」

家族・親族の老人ホームを探す際に利用した方法として最も多かったのは「ケアマネジャーに相談」で44.2%でした。

ケアマネジャーは介護保険サービスを受けている方のご家族にとって、最も身近な専門家です。施設に関する情報も豊富で、本人の状態に合った施設を紹介してくれます。

インターネット検索が35.6%で第2位

次いで多いのが「インターネットで調べた」で35.6%。前回調査から3.9ポイント増加しています。

現代において、まずはインターネットで情報収集するのが当たり前になっています。LIFULL介護のような検索サイトを活用することで、条件に合った施設を効率的に探せます。

書籍や雑誌も4.3ポイント増加

「書籍や雑誌を読んだ」も4.3ポイント増加しています。メディアでも介護の情報が多く取り上げられるようになり、情報収集の選択肢が広がっています。

ハイブリッドなアプローチが有効

調査結果から見えるのは、専門家の助言とデジタルツールを組み合わせたハイブリッドなアプローチが主流ということです。

ケアマネジャーに相談しつつ、自分でもインターネットで情報を集め、比較検討する。この方法が最も効果的です。


3. 地域包括支援センターと連携する介護施設紹介会社の活用

介護施設紹介会社とは

介護施設探しにおいて、もう一つ有効な選択肢があります。それが地域包括支援センターと連携している介護施設紹介会社の活用です。

介護施設紹介会社は、利用者の希望や状況に合わせて最適な施設を無料で紹介してくれるサービスです。多くの施設情報を持ち、見学の手配や入居までのサポートを行ってくれます。

地域包括支援センターとの連携がポイント

特に注目したいのが、地域包括支援センターと連携している紹介会社です。

地域包括支援センターは、各市区町村に設置されている公的な相談窓口で、高齢者やその家族の様々な相談に応じています。ここと連携している紹介会社であれば、公的機関からの信頼も厚く、安心して利用できます。

介護施設紹介会社を利用するメリット

① 専門知識を持った相談員のサポート
介護や施設に関する専門知識を持った相談員が、利用者の状況に合わせて最適な施設を提案してくれます。

② 複数施設の比較が効率的にできる
一度の相談で、条件に合った複数の施設情報を提供してもらえるため、効率的に比較検討できます。

③ 見学の手配や同行サポート
施設見学の予約手配や、希望があれば見学への同行もしてくれる会社もあります。

④ 入居までの手続きサポート
契約書の確認や入居手続きについてもアドバイスをもらえるため、安心して進められます。

⑤ 利用は基本無料
多くの紹介会社は、施設側から紹介料を受け取るビジネスモデルのため、利用者は基本的に無料でサービスを受けられます。

注意点:中立的な立場かを確認する

ただし、紹介会社を利用する際には注意点もあります。

  • 特定の施設ばかり勧めてこないか
  • 利用者の希望をしっかり聞いてくれるか
  • デメリットも正直に説明してくれるか

中立的な立場で、利用者本位のサービスを提供している会社を選ぶことが大切です。地域包括支援センターに相談し、信頼できる紹介会社を教えてもらうのも良い方法です。

ケアマネジャー、地域包括支援センター、紹介会社の使い分け

  • ケアマネジャー:すでに介護保険サービスを利用している場合、まず相談
  • 地域包括支援センター:まだ介護保険を利用していない場合、総合的な相談窓口として利用
  • 介護施設紹介会社:複数施設を効率的に比較したい、専門的なサポートが欲しい場合に利用

これらを状況に応じて使い分け、あるいは併用することで、より良い施設選びができます。


4. 介護施設探しの最大の不安:「急いで探す必要があった」

不安の第1位は時間不足

老人ホーム探しで不安に感じたこととして最も多かったのは「急いで探す必要があった」(27.0%)でした。

入院後の退院が迫っている、在宅介護が限界に達したなど、時間的余裕がない中で施設を選ばなければならない現実があります。

入居まで半年以内が31.4%

実際、介護施設探しに着手した時期として「入居する半年以内」と回答した人が31.4%に上りました。

つまり、3人に1人が短期間で決断を迫られているのです。

突然訪れる介護の現実

多くの場合、介護施設探しは計画的に始まるのではなく、突然の入院や体調変化によって急遽必要になります。

だからこそ、元気なうちから情報収集しておくことが重要なのです。このような状況では、前述の介護施設紹介会社のサポートも非常に有効です。


5. 施設選びで重視すること:スタッフの質と雰囲気が最重要

金額と立地以外で重視したこと第1位

老人ホームを探す時に金額と立地以外で重視したものとして、最も多かったのは「スタッフの質、雰囲気」(32.4%)でした。

大切な家族を預ける場所だからこそ、スタッフの対応や施設全体の雰囲気が最も気になるポイントです。

すぐに入居できるかが32.2%で第2位

次いで多かったのが「すぐに入居できるか」(32.2%)。

前述の通り、時間的余裕がない中で探している方が多いため、空室状況や入居までのスピードも重要な判断基準となります。

見学時にスタッフをよく観察する

スタッフの質を判断するには、実際に施設を見学することが不可欠です。

  • スタッフが入居者にどのように接しているか
  • 笑顔で対応しているか
  • 入居者の名前を呼んでいるか
  • 忙しそうにバタバタしていないか

施設のルールを確認しておく

施設によっては、
外出が自由にできる・できない
買物を依頼できるか
レクレーションの頻度が極端に少なくないか、どんなことをしているか
施設内の入居者との交流ができるか

それらのルールと、総合的な費用と照らし合わせて検討することをおすすめします。

これらを観察することや視点を持つことで、施設の本当の姿が見えてきます。


6. 想定外の出費に注意!「お金がかかる」が24.2%

入居前に想定していなかったこと第1位

老人ホーム入居前に想定していなかったこととして、最も多かったのは「想定していたよりもお金がかかる」で24.2%でした。

月額費用の内訳を詳細に確認

老人ホームの料金体系は非常に複雑です。パンフレットに記載された月額費用は、多くの場合、最低限の居住費と管理費のみです。

実際には以下のような費用が別途発生します:

  • 介護サービス費:介護度によって変動
  • 食費:提供される食事の費用
  • 医療費:往診や薬代
  • オムツ代:必要な場合
  • オプションサービス:外出付き添い、買い物代行など

トータルコストで比較する

施設を比較する際は、「月額○○万円」という表示だけでなく、実際にどれくらいの費用がかかるのかを詳細に確認しましょう。

介護度が上がった場合の費用シミュレーションも依頼することをお勧めします。介護施設紹介会社を利用している場合は、この点についても詳しく説明してもらえます。


7. 面会制限の現実:「なかなか会えない」が20.4%

コロナ後も続く面会制限

入居前に想定していなかったこととして、「面会が制限されなかなか会えない」も20.4%で第2位にランクインしました。

感染症の流行時期には、施設によっては数ヶ月にわたって面会を制限するケースもあります。

面会ルールを事前に確認

施設選びの際には、必ず面会に関するルールを確認しましょう。

  • 通常時の面会時間や頻度
  • 感染症流行時の対応方針
  • オンライン面会の設備
  • 家族の宿泊が可能か

面会のしやすさは、入居後の満足度に大きく影響します。


8. 介護施設選びと相続対策の関係:行政書士の視点から

施設入居費用は相続財産から支出される

介護施設に入居する際、入居一時金や月額費用として相応の資金が必要です。これらは本人の財産から支出されるため、相続財産の減少を意味します。

財産管理と遺言書作成のタイミング

施設入居を検討する段階は、まだ本人に判断能力がある場合が多いです。この時期こそ、遺言書を作成する絶好のタイミングです。

認知症が進行してからでは、遺言書の作成が難しくなります。元気なうちに、自分の意思を明確にしておくことが大切です。

任意後見契約の検討

将来、判断能力が低下した場合に備えて、任意後見契約を結んでおくことも有効です。

信頼できる方に、財産管理や介護に関する意思決定を委ねる契約で、自分の希望を実現するための法的手段です。

家族信託という選択肢

家族信託を活用すれば、判断能力が低下した後も、信頼できる家族が財産を管理し、施設費用の支払いをスムーズに行えます。


9. 失敗しない介護施設の選び方:8つのチェックポイント

① 最低3か所以上を見学する

調査結果からも明らかなように、複数施設を見学して比較することが重要です。最低でも3か所以上は見学しましょう。

② ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談する

介護保険サービスを利用している場合、まずはケアマネジャーに相談を。まだ利用していない場合は、地域包括支援センターが総合的な相談窓口となります。

③ 介護施設紹介会社の活用を検討する

地域包括支援センターと連携している介護施設紹介会社を利用すれば、効率的に複数施設を比較でき、専門的なサポートも受けられます。

④ インターネットで情報収集

LIFULL介護などの検索サイトを活用し、条件に合った施設を探しましょう。口コミや評判も参考になります。

⑤ スタッフの対応をよく観察

見学時には、スタッフが入居者にどのように接しているか、表情や雰囲気をしっかり観察しましょう。

⑥ 費用の内訳を詳細に確認

月額費用に何が含まれ、何が別料金なのかを明確に確認。介護度が上がった場合の費用も確認しましょう。

⑦ 面会ルールを確認

通常時と感染症流行時の面会ルール、オンライン面会の設備などを確認しましょう。

⑧ 契約内容を専門家と確認

契約前には、契約書の内容を行政書士や弁護士などの専門家と確認することをお勧めします。


10. 介護施設探しのタイムライン:理想と現実

理想的なタイムライン

元気なうち(入居の1~2年前)

  • 情報収集を開始
  • 複数施設の資料請求
  • 見学の予約

入居の6ヶ月~1年前

  • 3か所以上の施設見学
  • 比較検討
  • 家族で話し合い

入居の3~6ヶ月前

  • 施設の決定
  • 契約手続き
  • 引越し準備

現実は時間との戦い

しかし現実には、31.4%の方が入居まで半年以内で決断しています。

だからこそ、日頃から情報を集めておくこと、そして必要な時には介護施設紹介会社などの専門サービスを積極的に活用することが重要なのです。


11. 地域別の施設選び:立地の重要性

家族が通いやすい場所を選ぶ

施設の立地は非常に重要です。家族が定期的に面会できる距離でないと、次第に足が遠のいてしまいます。

本人が慣れ親しんだ地域

可能であれば、本人が長年住んでいた地域や、馴染みのある場所を選ぶことが望ましいです。

環境の変化は、特に認知症の方にとって大きなストレスとなります。

かかりつけ医との関係継続

かかりつけ医が往診してくれる範囲内であれば、継続的な医療を受けられます。


12. 介護施設の種類と選び方

主な施設の種類

  • 特別養護老人ホーム(特養):要介護3以上、公的施設で費用が安い
  • 介護付き有料老人ホーム:24時間介護サービス、民間施設
  • 住宅型有料老人ホーム:介護は外部サービス利用
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住):自立~軽度要介護向け
  • グループホーム:認知症専門の小規模施設

本人の状態に合わせて選ぶ

施設選びは、本人の介護度、認知症の有無、医療的ケアの必要性などによって異なります。

ケアマネジャーや医師、介護施設紹介会社の相談員と相談しながら、最適な施設タイプを選びましょう。


13. まとめ:早めの情報収集と専門家のサポート活用が成功の鍵

介護施設選びのポイント

LIFULL介護の最新調査から明らかになったのは、3か所以上を見学して比較することが重要ということです。

時間との戦いを避けるために

多くの方が「急いで探す必要があった」と感じています。この時間的プレッシャーを避けるには、元気なうちから情報収集を始めることが重要です。

専門家のサポートを積極的に活用する

  • ケアマネジャー
  • 地域包括支援センター
  • 地域包括支援センターと連携する介護施設紹介会社
  • 行政書士や弁護士(相続対策、契約確認)

これらの専門家のサポートを状況に応じて活用することで、より安心して施設選びができます。

スタッフと費用の確認を忘れずに

施設選びでは、「スタッフの質・雰囲気」と「費用の詳細」を必ず確認しましょう。想定外の出費を避けるため、トータルコストを把握することが大切です。

相続対策も同時に検討を

特に、施設入居と同時に相続対策(遺言書作成、任意後見契約、家族信託など)も検討することをお勧めします。


おわりに:あなたとご家族の安心のために

介護施設選びは人生の大きな決断です。そして、それは相続や財産管理とも密接に関わっています。

もし、介護施設選びや相続対策についてお悩みがあれば、お気軽に専門家にご相談ください。あなたとご家族が安心して過ごせるよう、全力でサポートいたします。

📎 調査の詳細はこちら:

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